今回から遼国編に突入です!遼天祚(りょうてんそ)遼国最後の皇帝。名は耶律延禧。宋朝の朝廷が混迷を極めている隙に乗じ、中原への大規模な侵略を敢行。燕雲十六州を越えて宋の天領へと侵攻し、全土を震撼させた。宋江率いる梁山泊軍が先鋒として差し向けられると、兀顔光をはじめとする国内の精鋭・宿将を総動員してこれを迎え撃つ。梁山泊軍の圧倒的な武力と九天玄女の秘策の前に、国家の支柱であった兀顔光ら多くの将星を失い、一時は首都を脅かされる窮地に陥った。最後は宋朝の奸臣らへ莫大な賄賂を贈り、外交工作を展開。屈辱的な条件での和議を成立させることで、辛うじて国家の即時滅亡の危機を免れた。兀顔光(こつがんこう)遼国の都統軍にして総司令官。「大総督」の異名を持つ。身の丈八尺の巨躯に鎧を纏い、方天画戟を自在に操る万夫不当の豪傑。武芸のみならず、天文学、地理学、兵法にも極めて深い造詣を持つ至高の名将。梁山泊軍との決戦においては、古代兵法の極致である絶対不可侵の陣法「太乙混天象陣」を敷き、宋江らを大敗に追い詰めた。しかし、神授の秘策を得た梁山泊軍に陣を破られると、退却の途上で関勝、花栄、張清ら梁山泊屈指の猛将たちから波状攻撃を受ける。最後は関勝の青龍偃月刀の一撃に斃れたが、その比類なき強勇は敵味方から恐れられた。兀顔延寿(こつがんえんじゅ)遼国の将。都統軍・兀顔光の息子。若くして智勇を兼ね備え、特に陣形を千変万化に組み替える「陣法」の才においては、国中で並ぶ者なしと称された俊英。父の本陣を守る前衛の将として出陣し、梁山泊軍の軍師・呉用や朱武を相手に高度な陣形の読み合いを演じた。己の兵法に絶対の自信を持っていたが、呉用の仕掛けた「陣中陣」の奇策に嵌まり、軍が壊滅。退路を断たれたところを、猛将・呼延灼によって馬から叩き落とされ、生捕りとなった。のちに両国の和議が成立したことで遼国へと送還されたが、梁山泊の知略の深さを身を以て知る結果となった。