耶律得華(やりつとくか)遼国の皇族であり、都統軍・兀顔光が梁山泊軍を迎え撃つために敷いた究極の陣法「太乙混天象陣」において、二十八宿の星君になぞらえられた宿将の一人。緑の戦袍に甲冑を纏い、方天画戟を操り五明黄馬を駆る猛将。決戦においては西北(または東北)の陣を担い、上界の「紫気星君」の化身として軍を率い、梁山泊軍の進撃を阻んだ。しかし、九天玄女の秘策によって混天象陣の五行の理が破られると、陣内は瞬く間に大混乱に陥る。激戦の最中、梁山泊の猛将・美髯公「朱仝」らによる猛攻を受け、最期は乱戦の中で討ち取られ、その首級を挙げられた。答里孛(とうりはい)遼国の皇族の娘であり、「天寿公主」の気高き称号を持つ女将軍。兀顔光が誇る「太乙混天象陣」において、夜空を支配する月曜「太陰星君」の役割を任された。云肩(肩飾り)をなびかせ、白銀の鎧と鮮やかな花靴に身を包んだ凛々しき美女。清一色の女兵五千人を率いて「太陰陣」を統括し、その華麗かつ一糸乱れぬ用兵で梁山泊軍を大いに翻弄した。しかし、陣法が崩壊すると自ら七星宝剣を振るって果敢に応戦。梁山泊の誇る女傑「一丈青」扈三娘と激しい一騎打ちを繰り広げるも、扈三娘と矮脚虎「王英」の連携による波状攻撃の前に力尽き、生捕りとなる。のちに、宋江の計らいによって無傷のまま遼国側へと丁重に送還された。曲利出清(きょくりしゅつせい)遼国の将。都統軍・兀顔光の配下として、梁山泊軍の前に立ちはだかった宿将の一人。「太乙混天象陣」の決戦においては、天体の運行を模した役割の中で、上界の「水星」を象徴する部隊の指揮を執った。烏油馬(黒馬)に跨がり、四竅八環の三尖両刃刀を自在に操る武芸の達人であり、行軍の際には見事な武者姿で味方の士気を鼓舞した。混天象陣を絶対の防壁と信じて梁山泊軍を迎え撃ったが、九天玄女の加護を得た宋江一派の奇策により陣が突き崩されると、防衛線を維持できず瓦解。退路を断たれ、猛り狂う梁山泊の猛将・朱仝の容赦なき一撃に斃れ、戦場に散った。