洞仙侍郎(どうせんじろう)遼国の文官。契丹人。長く皇帝の近侍を務め、その信頼は極めて篤かった。梁山泊軍が要衝・檀州へ侵攻した際、周囲が動揺する中で文官ながらも不屈の闘志を誇示。城を死守しつつ起死回生の機を窺い、激しい包囲網を潜り抜けて単身本国へと馳せ、救援を乞うた。その忠義と執念は、敵味方の双方を大いに驚嘆させた。宝密聖(ほうみつせい)遼国の将。大将・耶律得重の配下として要衝・薊州の守備を任される。宋江率いる梁山泊軍が押し寄せると、城外に出撃してこれを迎え撃った。一騎打ちでは梁山泊屈指の猛将・林冲を相手に一歩も引かず、三十余合に及ぶ激烈な死闘を展開して周囲を震撼させた。しかし一瞬の隙を突かれ、最期は林冲の蛇矛に貫かれて壮絶な討死を遂げた。只児払郎(しじふつろう)遼国の猛将。十一曜星の「木星」を宿す宿将。青い軍装と猛々しい獅子の鎧に身を包み、東方七宿将を統率して「太乙混天象陣」の左軍を固めた。大身の月斧を軽々と使いこなす豪傑であり、その一撃は一国を揺るがすほどの破壊力を秘める。梁山泊軍との決戦では、星の加護を受けた鉄壁の陣形と圧倒的な武勇をもって、宋軍の前に巨大な壁として立ちはだかった。