段三娘(だんさんじょう)【列伝】王慶の妻。房州段家荘の出身。非常に気性が荒く、腕っぷしも強いため「大蟲窩(虎の巣)」の異名で恐れられた。実家に逃れてきた流刑中の王慶と一騎打ちを行い、その棒術の腕前に惚れ込んで婚姻。挙兵後は楚国の王妃となり、自らも武装して前線に立った。梁山泊軍との決戦では瓊英と交戦するが、得意の「石つぶて」を顔面に受けて落馬、生け捕りにされ南豊城にて処刑された。段二(だんじ)【列伝】王慶配下の将。段三娘の長兄。弟の段五とともに地元の無頼漢を束ねる豪農であった。妹の段三娘が王慶と婚姻したことを機に、王慶を首領に担ぎ上げて房州での挙兵を全面的に支援、楚国の国戚(姻族の重臣)として権勢を振るった。梁山泊軍の進撃に対しては激しく抵抗したものの、圧倒的な武力の前に軍は崩壊。最後は混戦の中で梁山泊の将に討ち取られた。段五(だんご)【列伝】王慶配下の将。段三娘の次兄。兄の段二、妹の段三娘とともに段家荘に拠り、周囲の村々を震撼させていた。王慶の挙兵当初から一族を率いて従軍し、反乱勢力の拡大に尽力して重鎮となる。梁山泊軍が淮西の領土へ侵攻してきた際も、兄らとともに頑強な迎撃体制を敷いて立ち塞がったが、梁山泊の豪傑たちの猛攻を防ぎきることはできず、戦場にて壮絶な戦死を遂げた。