蒙驁(もうごう)【列伝】秦国の将軍。斉から亡命し秦に帰順して以来、長きにわたって秦軍を率いてきた、温厚かつ包容力のある名将。広大な戦域を力強く統率し、数多の兵をまとめ上げ、国境を押し広げていく采配を持つ。秦国軍の礎を築き、多くの若き才能を見出し育てる指導者としても知られる。人当たりの良い老将としての顔を持つ。蒙武の父。張唐(ちょうとう)【列伝】秦国の将軍。長年の功績により秦の屋台骨を支え続けてきた、堅実かつ実直な歴戦の古参。戦においては正攻法を旨とし、自らの命を懸けて前線で指揮を執り、若い将兵の規範となる。秦国の重臣として国からの厚い信任を受け、その武と徳は他国からも一目置かれる存在である。厳格な老将として軍を支える。肆氏(しし)【列伝】秦国の政治家。呂不韋陣営の側近として、王宮内の複雑な政争を深く読み解く、冷徹かつ現実的な策士。戦そのものよりも、王都咸陽における政治的駆け引きや、呂不韋の野望を成就させるための実務を取り仕切る手腕を持つ。秦王・嬴政の勢力に対しても、呂不韋の利益を優先して動く冷徹な性格である。秦の政治構造を裏から操る存在である。